ブレーキフルード
エスパーブレーキフルードは、ブレーキシステムを常に円滑に作動させるために不可欠なあらゆる性能を兼ね備えています。
日本工業規格(JIS)、米国運輸省規格(FMVSS)に適合する製品ですので、安心・安全にご使用いただけます。
ブレーキフルードは、自動車に広く使用されている「液圧ブレーキシステム」において圧力伝達を行う作動液です。
“走る” “曲がる” “止まる”という車の三大要素の中で大事な”止まる”という役割の一部を担っている、「重要保安部品」です。
- ・高沸点(特にウェット沸点)=ベーパーロック防止
- ・ゴム、金属を侵さない=ブレーキ機構に影響を及ぼさない
- ・適度な粘度と潤滑性=ブレーキ機構をスムーズに作動させる
- ・適度なゴム膨潤性=ゴムカップのシール性確保
ブレーキフルードは水分を含みやすい性質があります。使用中はもちろん在庫時の保管中も水分が製品に含まないように、必ず密封保管してください。
品名 | ESPER 4000 | ESPER 3200 | |
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JIS K2233:2006分類 | 4種(BF-4) | 3種(BF-3) | |
平衡還流沸点 ℃ | 製品値 | 268 | 256 |
規格値 | 230以上 | 205以上 | |
ウェット沸点 ℃ | 製品値 | 168 | 150 |
規格値 | 155以上 | 140以上 |
エスパーブレーキフルード4000
エスパーブレーキフルード4000は、JIS K2233 4種(BF-4)に適合する高性能品です。過酷な使用環境にも適しています。
エスパーブレーキフルード3200
エスパーブレーキフルード3200は、JIS K2233 3種(BF-3)に適合する高性能品です。
<定期的な確認を!>
ブレーキフルードには吸湿性という性質があります。実車組み付け液がリザーブタンクやブレーキホースなどから大気中の水分を吸うことにより、新品時には250℃以上あった沸点は、2年間で150℃程度にまで下がってしまう場合もあります。もしこの時点で液交換を行わなかったとすると、さらに沸点は下がっていきます。
ブレーキ液の温度は、使用条件が厳しい場合、ブレーキ液の温度は120℃~140℃に達すると言われています。よって、もし交換しないで過酷な使用にさらされた場合、ベーパーロックを起こして事故につながる可能性もあるのです。
また、長期間の使用により劣化が進むと、ブレーキの金属パーツの内面に錆を発生させるなど、多くのブレーキトラブルを起こす要因となります。
整備不良による自動車事故の中で、ブレーキに関するものは約2割に達するというデータがあります。安全な走行を確保するために、車検時のブレーキ液交換をぜひお願いします。